■二番取工具とは
二番取工具とは、切れ刃の稜線の直後からアルキメデス曲線により特殊二番取加工を施してある工具のことをいいます。図面上では、外周逃げ角にバッキング、カム高等記載されています。


■二番取工具の特徴
二番取工具は、再研磨時に外周すくい面(刃裏面)の再研削を行うことだけで刃型フォ-ムが変わらずに、新品同様の切削性能を得ることが出来ます。その為二番取工具の特徴として、@複雑なフォ-ム形状(高精度)の工具の再研磨が容易に行える、A再研磨回数が増えたり、工具寿命が延びたりすることでト-タルコストの削減が可能であるという事があげらます。また、B加工する被削物のフォ-ム形状をそのままカッタ-の刃型として成形加工できるため、1回での切削により被削物の加工を実現することが可能である等々の特徴があります。



■二番取工具の製作
二番取工具は二番取旋盤二番取研削盤という特殊な工作機械を用いて製作されます。
グランド品は、焼入れ前の荒加工を成形バイトで、焼入れ後の仕上げ加工を成形砥石で刃形成形をします。
アングランド品は、焼入れ前の成形バイトによる成形のみで刃形を仕上げます。そのため刃形精度は落ちますが、コスト、切れ味(逃げ角を大きくする事が可能)等の面でメリットがあります。
二番取旋盤(研削盤)は、いろいろな制約から自動化が難しく、そのため二番取工具は職人による手作業により製作されております。



■二番取工具の切削標準値

フライスミ-リングカッタ-(板形状の物に限定)類の周速は被削材の硬度に逆比例して選択しなければならず、堅い材料ほど周速は低くしなければなりません。
また、送り量の決定は困難で、被削材の種類、切り込みの深さ、形状などを考慮して選定しなければなりません。

下記表は、高速度工具鋼(ハイス)製各種ミ-リングカッタ-で各種の材料を切削する場合の切削速度、または送りの目安を記します。
尚、条件と致しまして使用機械が適正で、被削材の固定が完全であることとします。




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